ほっこりした話

このブログは、僕の専門分野である相続関係の話題を書いているのですが、
閑話休題して、最近あったほっこりした話を書きたいと思います。

相続が得意といっても僕もマチベンですから、
刑事事件の弁護も結構な数をやらせていただいております。

刑事事件の弁護というと、裁判が終わったら
「あとはもうほったらかし」というのが普通の弁護士の態度なのですが、
僕の場合は、相続に関してはもちろんですが、
刑事弁護に関してもアフターフォローをきっちりやりたいと思っています。

具体的にはアフターフォローとして、
裁判が終わって3ヶ月ほどしてから被告人本人やご家族に、
近況を聞いたり手紙を送ったりしています。

自分は、世界の誰かに気にかけられてるんだっていう意識ってすごく大切だと思うんです。


昨日電話かけたのは、2ヶ月前に裁判を終えたひったくり犯の青年のお母さん。

青年といっても20代なので、お母さんは60歳ぐらい。
裁判のときは大阪まで出てきてもらったんですが、お母さんは今は鳥取県に住んでおられます。

守秘義務があるので、詳しいことはかけませんが、
その事件では被告人の保釈をめぐってその鳥取のお母さんと何度も何時間も電話しました。

電話越しに、息子への想い、犯罪者を育ててしまったことへの後悔、
将来への不安などを切々と語る声を今も思い出します。

その鳥取のお母さんに、久しぶりに電話すると開口一番

「先生!!また息子が何かしたのですか!」との声。

そりゃ弁護士からかかってきたらびっくりしますよね。
すいません。ただの雑談です。

とりあえず落ち着いてもらって、近況などをきくと

「こないだの母の日に、息子から初めて電話がかかってきたんです。
あんなことがあったけど、息子にとってはかえってよかったかもしれません。
先生のおかげです。」

全然僕のおかげではないのですが、朝からとってもほっこりしました。

刑事弁護は心温まる話なんてほとんどない正直いって楽しい仕事ではないですが、
それでもたまにこういう声を聞かせていただけるとまた頑張ろうかなって気になります。

日本中で刑事司法を支えてる皆さん、今日も頑張りましょう。

 

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